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『詩季織々』ワールド・プレミア上映!アニメ・エキスポ2018で2,500人熱狂!

『詩季織々』が北米最大のアニメ・コンペティション、アニメ・エキスポ2018【会期7月5日(木)~7月8日(日)】にて現地時間7月7日(土)にワールド・プレミア上映を実施し大盛り上がりとなりました。
 
今回『詩季織々』のワールド・プレミア上映を行ったアニメ・エキスポ2018はロサンゼルスコンベティションセンターで現地時間7月5日(木)~7月8日(日)に行われている北米最大のアニメ・コンペティション。全世界からアニメーション・マンガ・キャラクター・ゲーム等のカルチャーが一堂に会する、一大イベントです。
 

『詩季織々』はアニメ・エキスポ2018で本邦初公開となるワールド・プレミア上映を実施。同イベントで最大のスクリーンで行われたワールド・プレミア上映では世界各国から2,500人もの観客が大きなスクリーンで感動を共有!その優しい感動に上映後には万雷の拍手があがり熱狂と興奮をもって迎えられました。
 

上映終了後にはコミックス・ウェーブ・フィルムの川口典孝社長と、3話からなるアンソロジーの1編「小さなファッションショー」を監督した竹内良貴が登壇しトークショーも実施されました。「『君の名は。』を観た方はいますか?」という質問に歓声が上がるなど真剣に話に聞き入る観客の様子に、本作とコミックス・ウェーブ・フィルムの取り組みについての高い関心がみてとれました。また上映後に急遽実施したサイン会も大盛況でコミックス・ウェーブ・フィルム作品のTシャツを着た熱狂的なファンから熱い言葉をかけられるなど世界での盛り上がりを痛感するワールド・プレミアとなりました。
 

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【ワールド・プレミア舞台挨拶内容】
 
MC:プロジェクトの経緯は?
川口典孝社長「5年前から中国のスタジオ・ハオライナーズが熱心に声を掛けてくれていたので『君の名は。』の制作終了後にラインが空いてから一緒にやろうと。企画を固める中で数種類の短編を作る事が決まり、2名の中国人監督が先に決まりました。それなら、他の作品の監督は日本側からも出させてくれ、と。」
竹内良貴監督「お話を頂いた時はすごく光栄でしたし、ずっと新海監督の下で作品を作ってきて、ここで培ったものを込められれば、良いチャレンジが出来るのではないかと思いました。」
 
MC:日本と中国のコラボという事で、苦労した点は?
川口「日本と中国は隣の国なのに、文化が凄く違う。特に、日本語と英語の翻訳はできるのに日本語と中国語の翻訳は苦労しました。日本人はハリウッド映画をよく観ているので意外とアメリカの事はわかるけど中国映画はあまり観る機会が無く、彼らのいう「普通」が共有するのに苦労しました
竹内「同じように、文化的な経験の違いがありました。自分たちが経験していない事はどうしようもなく、同じ事を話しているのに、イメージが異なるケースがありました。ただ、製作のハオライナーズはクリエイターサイドの方々でもあるので、お互いが納得しあいながら制作できました」
川口「元々は中国の方に喜んで貰いたくて作った物語だけど、今日は世界中のみんなに喜んで貰えて嬉しいです」
 
MC:本作は、“衣食住行”がテーマとなった短編アンソロジーですが、“衣”をテーマにした竹内さん監督作(「小さなファッションショー」)についてお聞かせ下さい。
竹内:「日本人が中国を描く、難しさがありましたが、徹底的なリサーチで、テーマの“衣”について深く知る事ができました。衣服などの貿易の中心かつ、それ故に、海外に開けた都市という事で広州があり、そこを舞台にする事で、日本人の僕でも中国を描く事ができるのでは、と思いました。また、新海さんの影響を受けてきた僕ですが、その影響をどう見せないようにするか、という事に苦心しました。同じ事をしても絶対に勝てないと思ったので。例えば、今作の主人公のような姉妹の物語は、新海さんはやってないですし。可愛く描けていれば良いのですが、みなさんどうですかね?」
「(大きな歓声)」
 
MC:それでは本日お集りの方々にむけて締めの言葉をおねがいします。 
竹内「今日は本当にありがとうございました。今は新海さんの次作に参加しているので、自身の次の作品は未定ですが、ロスに来てみて、こういうところを舞台に新しいものにチャレンジするのも面白そうだなと思いました。皆さん、どうでしょうか?また新作を監督することになったら応援していただけるとありがたいです」
川口「ここは2年前にも『君の名は。』のワールド・プレミアをさせて貰って、とても意味のある場所だと感じています。今日はたくさんの方にお集まりいただきありがとうございます。」
 
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